みなさん、こんにちは。静岡県焼津市を拠点に、外構工事やエクステリア工事を手がける小泉建設です。
道を歩いていて、ふと目に入ったお宅に好印象をいだいたことはありませんか? その印象を左右するのは、家そのものの佇まいだけではありません。家やお庭を囲う「フェンス」に負うところも大きいのです。
何気なく目にしているフェンスですが、さまざまな役割をもっています。たとえば、道路からの視線を防いでプライバシーを確保したり、防犯対策にもなっていることはもちろん、車の排気ガスや土埃、強風から家やお庭を守ってくれます。
一方で家の内側からフェンスを見ると、庭の背景として雰囲気づくりに一役買っていたり、殺伐とした道路を隠してくれたり、さりげないけれども大切な存在であることがわかります。
ただ、ひとくちにフェンスといえども、素材もデザインも多種多様で、何を選べばよいか悩ましいところ。そこで今回は、フェンスのパターンと選び方をご紹介します。
■デザインや素材よりも、まず考えるのはフェンスの「機能」
フェンスのデザインは幅広く、たとえばヨーロッパのアンティーク調、竹垣のような和風、素朴なウッドフェンスなど、豊かなバリエーションがあります。素材でいえば、アルミや鋳物、樹脂、木などから選ぶことができます。
ただデザインや素材の前に、考えたいのが「機能」。その判断基準は、「採光」「目隠しの度合い」「風通し」になります。4つのパターンを解説します。
1 外から視線も風もしっかり遮りたい
Gスクリーン 板塀タイプ 柿渋(LIXIL)
道ゆく人から完全に視線を防ぎたい場合には、パネルタイプのフェンスやブロック塀タイプが有効です。
プライバシーを守れるだけでなく、強風や道路からの排気ガス・騒音、また防犯上も高い効果が期待できます。
ただし注意したいのが、湿気。地面ぴったりにフェンスを設けると、湿気が上がり、雨水も溜まりやすく、苔やカビが生えかねません。地面とのあいだに隙間を設けるのがポイントです。
2 視線と風は遮るが、光は採り入れる
Gスクリーン 横格子タイプ(LIXIL)
ポリカーボネートなど半透明の樹脂パネルが、フェンス用に開発されています。
外から見るとおぼろげにシルエットは映りますが、詳細まではわかりません。強風や塩気を含んだ海風はきちんと防ぎつつ光は通すので、目隠しはしたいけれども窮屈な感じは苦手という方にうってつけです。
3 視線はしっかり遮るが、風は通す
ライシスフェンス 5型 オータムブラウン(LIXIL)
斜めに角度をつけた細い板やアルミ材を密に並べたルーバータイプを使うとよいでしょう。目隠しの効果をもちながら風は通すので、湿気が溜まる心配はありません。
ルーバーの斜めの面に埃や雨風による汚れがつくこともありますが、ブラシなどできれいに落とせます。
4 ほどよく視線は遮るが、風も光も採り入れる
ライシスフェンス 5型 オータムブラウン(LIXIL)
適度な間隔を設けた格子状のものや、メッシュタイプのフェンスがおすすめです。
線の細い素材を使うケースが多いので、繊細で透け感を生みます。道ゆく人に対して威圧的にならずに、適度に視線を遮ることができます。
和風から洋風まで、どのようなデザインの家にもしっくり合うのも特徴です。
■フェンス選びはプロへの相談がベスト!
いかがでしたか? フェンスは、目に入る面積も多いので、家やお庭の雰囲気をがらりと変えることができます。フェンスのタイプによっては、つる性植物を這わせたりプランターを掛けるなど、楽しい演出も可能です。
ただフェンスは、お庭の水はけや風通し、道路との関係など、一軒一軒お宅によって最適解が異なります。特に海辺に近いお住まいでは、サビなど塩害の懸念もありますので、必ずプロに意見を求めましょう。
ご興味をもたれたら、地元の気候風土と庭づくりを知り尽くした小泉建設にお気軽にご相談ください。日々の暮らしが楽しくなるお庭や外構づくりをお手伝いさせていただきます。
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